毎日お風呂上がりにしっかり保湿してはずなのに、息子の足に赤いブツブツが…
保湿が足りてなかったのかなぁ。
赤ちゃんの肌はとっても敏感で乾燥しやすいっていうもんね。
とくに冬は乳児湿疹が出ることも多いよ。
逆に夏は汗をたくさんかくから「あせも」ができやすいんだよね。
ただ、アトピーの場合も赤い湿疹が出るっていうし、判断が難しいんだよね…
そもそも、乳児湿疹とアトピーの違いって何なんだろう?
見分け方と対処法が分かってたら、焦らずに済むのに…
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎は顔や手足に赤い湿疹ができるなど、症状が似ているように見えるけど、要因や治療法は大きく異なるんだよ。
早い段階で正しく対処できれば赤ちゃんへの負担も減らせるから、この場でしっかり<違い>と<対処法>を確認しておきましょう!
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乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の違いとは
乳児湿疹(乾燥性皮膚炎)とアトピー性皮膚炎は、どちらも皮膚トラブルの一種です。
とくに乳幼児期によく見られる症状ですが、それぞれ異なる特徴があるため、見分ける際の参考にしてください。
乳児湿疹(乾燥性皮膚炎) | 主に乾燥による皮膚の炎症 |
アトピー性皮膚炎 | 遺伝的な傾向や免疫反応、アレルギー反応による炎症 |
乳児湿疹はいつ頃から起こりやすい?
乳児湿疹は、生後数週間から数か月の間に発生しやすい傾向があります。
とくに乳児湿疹が起こりやすい時期は以下です。
新生児期 | 乾燥や刺激に対して敏感な新生児から生後3か月頃の赤ちゃんに見られる しかしこれは一過性で、適切にケアすれば自然に改善することが多い |
生後2〜4ヵ月 | 多くの場合、生後2ヵ月から4ヵ月頃にかけて、乳児湿疹が顔や頭皮、首などに現れる この時期は赤ちゃんの皮膚がまだ未熟で、外部の刺激に対して敏感に反応することが原因と考えられる |
予防接種後 | 予防接種を受けた後に一時的に湿疹が発生することがある 通常は軽度で一過性であり、数日から数週間で自然に治まることが多い |
乳児湿疹が発生するかどうかは、赤ちゃんの肌状態や外部の刺激に対する反応、家族歴などに影響を受ける場合もあります。
予測することは難しいですが、『赤ちゃんの肌は未熟で刺激に弱い』ということを念頭に置いて、毎日の肌状態をチェックしたり、保湿ケアをしたりしてあげましょう。
両親どちらかの肌が弱い場合は、赤ちゃんのお肌状態にもさらに注意が必要ってことだね!
乳児湿疹の原因と一般的な症状・治療法・予防法
乳児湿疹の主な原因は「乾燥」「肌への刺激」
乳児湿疹の一般的な要因は、以下の2つが挙げられます。
- 乾燥した気候や低湿度の環境による皮膚の乾燥
- 洗剤や柔軟剤による刺激、衣類による摩擦
乳児湿疹はひとつではなく、複数の要因によって引き起こされることもあります。
しっかり保湿をしていても乳児湿疹の症状がある場合は、
①保湿の回数を増やす
②保湿剤を変えてみる
③綿100%やオーガニックコットンの肌着にする
④赤ちゃんにも安心の洗濯用洗剤を使用する
これらを試してみましょう!
乳児湿疹の症状例
乳児湿疹の特徴や症状がでやすい部分を抑えておくことで、冷静に判断ができます。
特徴的な症状 | 乾燥、赤み、ひりひり感、小さなブツブツとした発疹 |
症状が出やすい部分 | 顔、手、足、関節の周りなど |
乳児湿疹ができやすい部分はとくに清潔に保つようにケアをすることが大切です。
乳児湿疹の治療には「毎日の保湿ケア」が基本
乾燥を防ぐために、毎日の保湿ケアが基本です。
お風呂上がりだけでなく、おむつ交換の際にもこまめに保湿するのがポイント。無香料かつ低刺激の保湿剤がおすすめです。
赤ちゃんの肌に触れるものは「低刺激」で選ぼう
外部刺激による湿疹を予防するためには、ベビー服やよだれかけ、ガーゼなど赤ちゃんの肌に触れる素材は化学繊維を避けて、綿100%やオーガニックコットンを選びましょう。
刺激の少ない洗剤を使用することで、肌への摩擦も抑えられる効果が期待できます。
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乳児湿疹の症状が重い場合、医療機関で指示を受けながら弱いステロイド薬を使用する場合があります。湿疹が改善しない・重症化している場合は、皮膚科や小児科を受診しましょう。
アトピー性皮膚炎の原因と一般的な症状・治療法・予防法
アトピー性皮膚炎の主な原因は「遺伝的要因」「免疫反応の異常」「環境要因」
アトピー性皮膚炎のとくに重要な原因として、遺伝的要因、免疫反応の異常、環境要因があげられます。
家族にアトピー性疾患が多い場合、赤ちゃんも発症するリスクが高まります。
また、本来無害な物質に対しても免疫系が過剰に反応することで、皮膚炎症を引き起こすことが考えられます。
花粉やハウスダスト、ペットの毛などのアレルゲン物質や環境刺激も原因の一つです。
アトピー性皮膚炎の症状例
特徴的な症状 | 強いかゆみ、発疹、赤み、湿疹 |
症状が出やすい場所 | 顔、手、足、首、関節 |
慢性的な症状があり、周期的に悪化と改善を繰り返すのが特徴です。
アトピー性皮膚炎の治療は専門の医師と相談し適切に行うことが重要
保湿ケアは重要ですが、アトピー性皮膚炎は炎症が強いため、抗炎症薬やステロイドクリームの使用が必要な場合があります。また、原因となるアレルゲンの回避も重要です。
ただし、治療法は症状や状態によって異なるので、必ず専門の医師と相談し指示に従って治療を行いましょう。
アトピー性皮膚炎の予防には「保湿」だけでなく、適切な栄養摂取もポイント
アトピー性皮膚炎の発症を完全に予防することは難しいですが、いくつかの対策を取ることで発症のリスクを軽減できる可能性があります。
- こまめに保湿し清潔を保つ
- 無香料で低刺激な洗剤や保湿剤、衣類を選ぶ
- 可能な限りアレルギー反応を引き起こすアレルゲン(ペットの毛、ダニ、花粉など)を回避する
- 適切な栄養を摂り、とくにビタミンDやオメガ-3脂肪酸に注意する
ビタミンDが多く含まれる食材:
サケ、マス、イワシ、マグロなどの魚や卵、キノコ、牛乳・豆乳があります。
オメガ-3脂肪酸が多く含まれる食材:
青魚、亜麻仁油、くるみ、大豆油があります。
食物アレルギーに注意しながら、できる範囲で取り入れていきましょう。
乳児湿疹には「保湿」と「低刺激」、アトピー性皮膚炎は医療機関での治療を受けましょう
乳児湿疹の場合、肌の乾燥を防いで肌への刺激を抑えることで改善が見込まれます。
一方で、アトピー性皮膚炎の場合は良くなったと思ったらまた悪化してを繰り返すのが特徴です。
見た目では判断しにくいからこそ、毎日のケアをする中で症状の変化を細かくチェックしておきましょう。
もし、症状が乳児湿疹なのかアトピーなのか判断に悩む場合は、皮膚科や小児科を受診してくださいね。